†いにしえオンラインからの脱出~無限ネタ出し編~†
当企画は、2023/5/14(日)「いにしえのオンライン即売会Ⅱ」にて行われました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
「いにしえオンラインからの脱出~ネタ明かし編〜」を公開いたしましたので、よければご覧下さい。
※脱出担当スタッフのGoogleドキュメントに飛びます。
プロローグ
イニー「やばい」
シーエ「何がやばいんです? 薄い本を入れている棚が壊れましたか? 布団の下の年齢制限本が親に見られましたか?」
イニー「宝の保管場所は万全だ。この時期にやばいと言ったら原稿のことに決まっている」
シーエ「ネタが決まっているから余裕だったのでは……?」
イニー「ネタはある。だが、必須のスクリーントーンが廃盤になってしまっていたのだ……! 手持ちのトーンはすでに糊が乾いてしまった。大切に保管してきたのに……」
シーエ「はぁ。デジタルで復刻されているんですから、いい加減デジタル移行したらどうです。ワーレイに呆れられますよ」
イニー「デジタルとアナログでは原稿の見栄えが違うんだ。お前も分かるだろう!」
シーエ「デジタルの進化を侮ってはなりません。ワーレイも言ってやってくださ……おや、ワーレイが見当たりませんね?」
イニー「あいつ、またネタに詰まって休憩しているな? 何度現実逃避すれば気が済むのか……」
シーエ「おそらく、ソファーのある向こうの部屋でしょう。ちょっと見てきましょう」
??「そう言って部屋のドアを開けた君は、違和感に気付く。この部屋はこんなに大きかったか? こんなに薄暗かったか? 中央で眠る人物の寝顔は普段こんな険しいものだったか?」
シーエ「な……!」
イニー「これはどういうことだ? お前らは何者だ?」
イル「俺はイル」
イリ「私はイリ……」
イル&イリ「さまよい人をいざなう夢の案内人」
シーエ「夢……? 私はいつの間にか眠ってしまったのですか?」
イニー「これが夢だと? 眠っているときまでこいつらと顔を合わせてたまるか」
イリ「そう。夢とは異なる場所。夢とうつつを行き交う人が迷い込む空間」
イル「どんな事情で迷い込んだかは分からないけれど、君たちは夢とうつつの通行証を手に入れてしまったようだ」
シーエ「二次元と三次元を反復横跳びしているせいですか……」
イニー「く、それは心当たりがありすぎるな」
シーエ「ワーレイは特に、このところ新刊のネタ出しで心ここにあらずでしたからね」
イニー「しかし、印刷所は夢の中に存在しない。ワーレイをつれてさっさと帰るぞ」
イリ「残念ながらそれはできないわ。彼はここよりも深いところに落ちてしまったのだから」
イル「どうやら彼は夢の世界に用があったみたいだよ」
シーエ「ネタ出しの沼にはまってしまいましたか……」
イニー「だが締切は待ってくれん。連れ戻す方法を教えろ、案内人とやら」
イル「方法は知っているとも。けど、それには君たちのちょっとした努力が必要だ」
イリ「ここを出るにはあるキーワードが必要になるわ」
イニー「801か? 108か?」
シーエ「そんな欲にまみれたキーワードは現実が遠のきそうです……」
イル「そうとも。必要なヒントは《いにしえオンライン2》の会場に散らばっている。締切とやらに間に合うかは知らないけど、放っておいてもじきに目覚めるし、彼を起こしに行くかは君たちしだいでいい」
イリ「もし行くのであれば気をつけることね……」
イニー「ふむ、ワーレイがいなくとも原稿はできるが……」
シーエ「とにかく、《いにしえオンライン2》会場へ行ってみましょう」
To Be Continued…
参加のしおり
A4サイズに印刷可能なPDFファイルは以下のボタンよりダウンロードください。(ネットプリントのご用意はありません。)